首にできるポツポツの悩み

女医

首の出来物は何種類かある

40代になると切除したいほど悩む人が増えるのが、首のいぼです。ぽつぽつと小さな出来物が次第に増えていくことが多く、色が濃くなると非常に目立ち、出っ張ってくると特に邪魔になります。出っ張りのないものはアクロコルドンなどと呼ばれ、出っ張ったものはスキンタッグなどと呼ばれます。皮膚刺激や紫外線の影響もあるでしょうが、体質的に出やすい人とそうでない人がおり、はっきりした原因は不明です。首にできるいぼの80%ほどは、アクロコルドンとスキンタッグですが、10%ほどは脂漏性角化症です。シミが盛り上がってくることもしばしばあり、ほくろと見紛うこともあります。残りの10%は血管腫や尋常性疣贅、毛包上皮腫などです。血管腫は、刺激などにより血管が増えることでできる血の色をした小さな出来物です。尋常性疣贅はウイルスに感染することでできる表面がザラザラした硬い出来物で、ときに棘状になります。放置すると感染が広がり治りにくくなるので、早くに治療することが大切です。毛包上皮腫も硬いですが、表面はつるりとしています。色は特に付いていません。いぼの種類によって適した切除方法が違います。

首にできるいぼの治療は、皮膚科や美容皮膚科、形成外科などで対応しています。特に尋常性疣贅は、早く医療機関にかかったほうが安心です。ハトムギエキスを飲むのは効果的であるものの、効いてくるより先に感染箇所が増えたり他人に移ったりするリスクがあります。毛包上皮腫は自分で取れるものではなく、悪性腫瘍の疑いがゼロではないため、治療は外科的手術が望ましいです。メスで切除して細胞を病理学的検査に出し、問題のない腫瘍かどうかを確認します。血管腫は、Qスイッチアレキサンドライトレーザーなどで治療することが可能です。これは保険外治療となることがほとんどです。アクロコルドンやスキンタッグも、レーザー治療の場合は保険が利きません。ただし、医療用はさみで切除したり液体窒素で治療したりする場合は保険治療となることが多いです。液体窒素での治療は色素沈着を残し、いぼより首が目立つことになりかねないので、注意が必要です。医療用はさみでの切除は出っ張りのあるスキンタッグに適し、出っ張りが少ないアクロコルドンでは難しいとされています。